建築設計作品紹介/共同住宅/Park Residence 新町(パーク レジデンス 新町) 新築工事
2011年1月6日
2011年6月29日
2012年2月16日
2012年2月18日(引き渡し)
大分県大分市の12階建て賃貸マンションです。『十年・二十年先も他の賃貸物件に負けない建物を!!』のオーナーの願いを込めて設計させて頂きました。
1階から11階までは6タイプ53戸の賃貸物件、12階はオーナー住宅の構成となっている賃貸マンションです。今年3月高架化された大分駅を、バルコニーから望め通勤通学にも便利で2015年春には新駅ビル等完成で益々条件の良い場所となりうる場所です。
西側には高崎山、由布岳、鶴見岳を望む事ができ四季折々の移り変わりも楽しむ事ができます。
外観は45三丁掛タイルを使用し、シンプルに白色と茶色の二種類としました。駐車場の車路はヨーロッパの石畳をイメージした仕様とし、車止めの後ろには芝を張りアスファルト舗装面積を最小限としました。
1階エントランス内部には、ラウンジを設け壁面には大分県民芸術文化祭実行委員会 会長の渡辺恭英氏のタイトル「久遠」の絵画を、中庭には湯布院末田美術館の末田龍介氏の白鳥をイメージしたタイトル「swan」の彫刻を設けさせて頂きました。お客様を迎えての共同ラウンジとしての使用、賃貸されてる方々の交流の場としても十分に発揮されると思います。又、1階から8階までの直行エレベーターと9階から12階までの直行エレベーターと、2台設置し高層のウィークポイントである待ち時間の短縮化を図りました。防犯カメラ8台の設置、車寄せのあるアプローチ、宅配ボックス、ノンタッチ式オートロックシステム、各室の床は自然素材の竹フローリングと大理石調フローリング、硝子は全戸ペアガラス、節水式水洗金具の設置、太陽光発電システムと各室の電化の組み合わせる事によるエコ化と、分譲マンション並の設備としています。
これから先も管理をしっかり行い十年二十年経っても高級賃貸マンションとしての存在感を示して頂きたいと思います。
最後に設計を依頼して頂いたオーナーに感謝申し上げます。
【建築データ】鉄筋コンクリート造12F/4,629.70㎡/2012年3月竣工